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酒蔵見学と日本酒講習会 [旅行&ツアー]

ビール・日本酒・焼酎・ウィスキー・サワー。皆さんはいつもどんなお酒を飲んでますか?
オイラの場合、アルコールが入ってればなんでも飲みます。
ほら 好き嫌いすると大きくなれないって言うでしょ。

で、今回のネタは日本酒。
でも飲むのが目的じゃなくて学問的に日本酒を探究していこうという講習会に参加してきました。
千葉有数の酒蔵も見学します。

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朝9時に稲毛駅前のいつもお世話になってる酒屋に集合。
以前は、支店のPAT稲毛店の方でお世話になっていたのですがPAT稲毛が消滅しちゃって。

リカープラザ。アルコール全般から葉巻までトリッキーな嗜好品はほとんど揃ってます。
地下1階が居酒屋・1階が酒屋・2階がネット販売・3階がバー。
体調が復活したら入り浸りになるかも。(爆)

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稲毛を出発して約1時間。
到着したのは九十九里は蓮沼にある守屋酒造さん。
地酒「舞鶴」で有名な酒蔵です。
明治26年創業。歴史がありますねえ。

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五代目蔵主の守屋雅博様からの直々のレクチャー。勉強する気が出ます。(^^)b

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お酒って、いくつもの段階を経て作られてるんですね。びっくり!
守屋蔵主様、わかりやすい解説ありがとうございました。m(__)m

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見学の後は試飲。
つまみもあります。(^^)b

ところで、酒蔵の庭にあった大きな樽。↓
皆さん、これに見覚えないですか?

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トリックの10周年記念版、浅野ゆう子さんが登場した時のロケで使われた樽です。
酒蔵の敷地内で撮影されたそうで、その時の写真がたくさん展示してありました。

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次の目的地へ。
太平洋の沿岸線を見ながらの移動。う〜ん 釣りしたい!

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到着したのは一宮シーサイドオオツカ。
セミナールームが多数あるホテル。
ここでもふなっしーグッズやお土産が。人気者ですねえ。

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バスの中でも講義がありましたが、ここでは1時間みっちりと講義。
メンバーの半数近くが女性。
そういえば、試飲の飲みっぷりもなかなかのものでした。(^^)b

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講習会の後は昼食。
さすが日本酒講習会の料理はつまみ風でナイス♪
いろんな種類を少しずつ。これ、つまみの基本です。(^^)b
でもお酒は飲んでませんよ。えらいっしょ。

次に向かったのは大原にある木戸泉酒造。

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木戸泉、じつは行徳の病院勤務時代にお世話になってた寿司屋推薦の酒蔵。
千葉だと、ここの木戸泉か成田の長命泉の生酒が好みです。
ちなみに長命泉も成田の寿司屋(江戸っ子寿司)推薦のお酒。
日本酒と寿司。相性がイイようで。

酒蔵見学スタート。

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巨大な樽。蒸し米造りをします。

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ここが米に麹を付ける(麹造り)部屋。
麹菌によってお米のでんぷんが発酵して糖質に変わります。
通常はなかなか入れない部屋なのですが(雑菌が入る恐れがあるため)、本日の大越講師と酒蔵の当主が親交があるとのことで特別に見学させて頂きました。

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こちらは酒母(酛)造り。
乳酸菌で、麹菌以外の雑菌の増殖を抑えるために使います。
独特の酸味もあって、後で書きますがこの酸味を効かせたお酒もあります。

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発酵進行形の酒母を味見させて頂きました。
これだけで立派な乳酸菌飲料になるほどの美味!
酸味の効いた酒が好きになってしまいそうな予感♪

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醪造りの樽。ハシゴで登ったらかなりの高さ。
1樽で6000リットル前後の容量があります。

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酒母と酵母が入って仕込み段階。
ボコボコとアルコール発酵してガスが噴出してる。雑菌に負けない力強さを感じます。

デンプンが発酵して糖に変化、さらに糖が発酵してアルコールに変化。
糖の甘みとアルコールの辛み。発酵が進み過ぎると辛みが増してしまう。
甘みと辛みに乳酸などの酸味の微妙なバランスで味が決まります。
そして酒母・酵母・水(硬水・軟水)・熟成年数でさらに味が変わってきます。奥が深い。

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ジャバラの部分に醪が入って左からバーで圧縮してお酒を絞り出します。
で、ジャバラに残るのが酒粕。

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火入れの有無・調合・割水などいくつかの工程を経て最後に瓶詰めして出来上がり。

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試飲会。
木戸泉さんは古酒や多酸酒という乳酸菌の酸を使用したアフス「AFS」というユニークなお酒も造ってます。
名前の由来は、A安達・F古川・S荘司さんという造った人の頭文字からネーミング。
酸味が気に入ってアフスの純米生と梅酒をゲット。飲むのが楽しみ♪

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酒造見学はこれで終わり。まだバスの中での講習は残ってますが。

ちょっと一休みで、いすみ鉄道に乗って大原から大多喜まで列車の旅。
車窓の向こうにのどかな風景が広がっていました。
春には一面に菜の花が咲き乱れてる景色が見れるとか。

夕方6時半過ぎに帰宅。
家族へのお土産は落花生のプチケーキといすみ鉄道の半生カステラ。
自分へのお土産はこれ↓ ジュルッ♪

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左から。

守屋酒造さんのリキュール「舞桜 成東いちご」
自社製造焼酎「守正」にイチゴを漬け込んで造られてます。

2番目が守屋酒造さんの純米大吟醸「しだれ桜」
千葉県産米100%で造る「千葉県産米プロジェクト」第1号のお酒で1984年から延々と造られてる酒で舞桜と並ぶ酒蔵の顔的な日本酒です。

3番目が木戸泉酒造さんの生酒「純米アフス」と一番右が「梅酒アフス」
アフスは一段仕込み濃厚多酸酒の生酒で乳酸菌の酸味が効いてるユニークなお酒。
酒母と試飲で速攻でファンになってしまいました。美味し!
「梅酒アフス」は純米アフスに青梅を漬け込んで造った梅酒。スッキリしたフルーティな味わい♪

見学や試飲の時も酔っぱらうことなく、バスの中の講習でも酔いつぶれて寝ることもなく真面目に講義を受けたおかげで認定証がもらえました。(^^)b

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日本酒。とてもとても奥が深いですね。
今回紹介した以外にもたくさんの工程があります。米作りから数えると17段階前後。

興味がある方は一度講習を受けてみることをお薦めします。
日本酒ナビゲーターの講習は日本各地で開催されてますのでネットで検索してみてください。
絶対に酒の飲み方や選び方が変わると思いますよ。

稲毛駅前のリカープラザ代表にして日本酒講義をして頂いた大越講師、守屋酒造と木戸泉酒造の蔵人の方々、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。


参考サイト
リカープラザ
http://www.liquor-plaza.com/index.html
守屋酒造
http://moriya.moo.jp/
木戸泉酒造
http://kidoizumi.jpn.com/
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コメント 4

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赤兵衛

う~ん、アルコール好きとしては
大いに興味が有ります^^
でも、参加してたら
昼食の時で、酔いつぶれてるでしょうね^^
人一倍お酒好きなのに、
この様な、企画に参加して
自分をコントロール出来るなんて・・・・
意志の強さに、尊敬致します。m(__)m

あんたはエライ!!!!!!!!!

by 赤兵衛 (2014-01-28 20:43) 

たっちゃん

> 赤兵衛さん

どもども。
お褒めに預かりありがとうございます。

じつはオイラの意志の強さではなくて、参加した人達が学問的に日本酒を見ていてとても個人的に飲める雰囲気ではなかったんです。(^_^;)

おそらく世界的に認められてる唎酒師の資格を取ろうとしてる人達ばかりだったのかも。
日本酒ナビゲーターに認定されてると唎酒師の受講料が安くなるんです。

by たっちゃん (2014-01-28 21:59) 

ikuzou

どもども失礼しました・・・
気が付きませんでした、すみません。

私も赤兵衛さんと同じく人2倍酒好きなもんでして^・^
今も飲んでますし。

最近弱くなってなんか悪酔いするなーと思ってましたら、どーも
安酒飲み過ぎると駄目みたいですね。

焼酎は本格のみにして、ビールも偽ビール止めたら
悪酔いしなくなりました、財布には相当キツイですが^・^

私も参加してみたいですが、飲み会じゃ
無いから自分が行ったらヒンシュク物ですね。
by ikuzou (2014-01-30 18:21) 

たっちゃん

>ikuzouさん

おっ!ikuzouさんもイケる口でしたか。仲間♪仲間♪
春になれば飲みの方は復活する予定なので赤兵衛さんもお誘いして一杯やりますか。(^^)b
釣りの方も機会がありましたらご一緒よろしくです♪


by たっちゃん (2014-01-30 19:58) 

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